宇波彰現代哲学研究所

多種多様な「知」の交流を通じ文化創造との実践的な橋渡しをめざし、新たな学問分野の開拓を行う研究機関のブログです。

新年のご挨拶

少し遅れましたが、このブログにアクセスして下さっている方々に新年のご挨拶を申し上げます。おかげさまで非常に多くの方がこのブログを見て下さり、貴重なご意見や感想をいただいています。またこのブログを媒介にして私の話を聴きに来て下さる方々もしだいに増えてまいりました。メディアの変化ということを痛感しています。
この機会に、ニ、三の報告をさせていただきたいと存じます。ひとつは「二つの論文の行方」で私が書いたことについての報告です。あの文章では、私がむやみに怒ったことが書いてあったので、「嘘に違いない」という反応がありましたが、怒ったことは事実です。私の論文がほとんど同時に二本もボツになったのですから、私としては全く残念なことでした。そのうちの『ラカンの記号空間論』は、以前働いていた明治学院大学で刊行している『言語文化』の2009年版に載せていただくことになり、3月には発行されるはずです。
もう一本のアルチュセール論は、アルチュセールの邦訳の解説として書いたものですが、内容はラカン論でもある論文です。これもまもなく作品社から出る『精神分析と人間科学』に収められる予定です。ついでに書いておきますと、私の書評を集めた本が論創社から刊行される予定です。その巻末に、一種の書評論のようなものを収める予定で、ようやく書き終わりましたが、読み方によってはラカン論といえるかもしれません。
そうした書く仕事とは別に、私はいま地方都市のシャッター通り現象、都市のなかの「ゲイテッド・コミュニティ」の問題に関心があります。大学で働いていたときは、何か関心の対象があるとすぐに学生たちを集めて研究会をつくって活動したものです。山下りんの描いたイコンをたずねるために「東方正教会研究会」をつくり、八日市場、豊橋、石巻などのハリストス教会に調査に行ったこともあります。しかし、いまはシャッター通りの調査の研究に参加してくれる学生もいないので、この研究会の会員は私ひとりです。それでも成田、佐野、結城、鹿沼など、いくつかの都市を歩いていろいろなことがわかりました。そのうち報告をしたいと思います。
それでは、今年もよろしくお願いいたします。

(2009年1月14日)

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月例読書会のお知らせ

いつも当研究所のブログをご覧頂きありがとうございます。

きたる1月28日(水)の14時45分より明治学院大学白金キャンパス1555教室において、
明治学院大学言語文化研究所様が主催されます、
首席フェロー宇波彰による月例読書会「記号哲学講義」が行われます。

参考URL:
http://www.meijigakuin.ac.jp/~gengo/bookclub/index.html

今回のテーマは「ラカンの主体論」を予定しております。

参加費は無料です。
関心のある方はぜひご参加ください。

参加を希望される方は当日教室まで直接お越しください。
お問い合わせは上記URL、明治学院大学言語文化研究所様か、
ブログ管理担当の稲見uicp@marinenet.jpまでご連絡いただきますようお願いいたします。


ブログ管理担当@稲見

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