宇波彰現代哲学研究所

多種多様な「知」の交流を通じ文化創造との実践的な橋渡しをめざし、新たな学問分野の開拓を行う研究機関のブログです。

2014年6月の近況報告

 去る5月中旬に、3泊4日で熊本県の山都町に出かけた。1854年に造られた「通潤橋」という石造の水道橋を見るのがおもな目的であった。あらかじめ山都町の観光係に連絡して、資料をお願いすると、たくさんのパンフレットなどが送られてきた。この水道橋は、温度差で石が伸縮することなどを計算に入れて造られたものだそうで、当時の技術水準の高さに感心した。
 九州には、多くの石橋があるらしく、山都町の「通潤橋資料館」に事務局がある「日本の石橋を守る会」の会報「日本のいしばし」(84号)には、九州で1500の石橋を訪ねた方のエッセーが載っている。
 山都町には幣立(へいたつ)神宮というちょっと変わった神社もあると聞いていたので、宿の人にお願いして連れて行ってもらったが、なかなか面白い神社だった。山都町の観光協会に立ち寄ると、全員が親切に応対してくれた。山都町はおいしい矢部茶の産地でもあることを知って新茶を買ってきた。

 ところで、私は1996年に『映像化する現代』という著作を刊行したが、今回その中国語訳が四川大学出版社から刊行された。中国でのタイトルは『影像化的現代』である(定価25元)。訳者は李璐茜さんという日本語に堪能な女性で、四川大学大学院の院生である。
 また、南京大学副学長の張一兵教授の著作『マルクスへ帰れ』(中野英夫訳、情況出版、2013)について、私は雑誌「情況」にコメントを書いたが、今回それが中国語に訳され、中国の学会誌「学海」の創刊号に掲載された。おもいがけず、中国とのつながりが重なった感じである。(2014年6月4日)

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